ちょっとマニアックな話…

 前にも少し書いたけど、アタシの常用のOSはWindowsではない。


 Windowsを使うのはネットに接続するときと、画像処理(レタッチ)ソフトを使わなくちゃならないとき、やむなくエクセルを使わなくちゃならないとき、人さまからWindows等々のアプリで作成されたファイルを送りつけられたとき…そんなもんである。


 普通にテキスト処理するような仕事をするときには、〝超〟がつくほどマイナーなOS――もっとはっきりいうと「超漢字」(正確には「超漢字4」の最終版R4.202)っていうBTRON仕様のOS♪を、〝愛用〟してる。なんでそんなの使ってるかっていうと(アプリケーションはムチャクチャ貧弱だけど)ファイルシステムがよそと違ってはるかに便利で一度使うと手放せなくなるものだったし、キー配列を自由に、簡単に(よそと比べて)変えられたからなんだけど…たとえばWindowsの標準的なキーボードについてる「変換」「無変換」キーを2種類のシフトキーにして親指シフトキーボードで入力できたりして…


 …それが、暮に新調したPC(後継機がもうVistaを搭載し、CPUのクロックを1割アップして登場したけどねw)には、この「超漢字4」がインストールできなかった。PCのハードディスクを認識してくれなかったから…


 仕方がないから、前のPCと新しいのとを2台並べて使ったりしてたんだけど、2〜3日前にハタと気づいた――。


 あれ? ひょっとして「超漢字V(ブイ)」(WindowsXP上で動くバーチャルマシン「VMware」のさらに上で超漢字を走らせるための最新バージョン)と同じ方法で「超漢字4」も動くんじゃないか?――って。


 で、調べてみたら、関連する話が超漢字のサイトにも載ってたし、実は1年以上前に『TRONWARE』っていう雑誌で、その話を読んでたことも思い出した。


 とういうことで、30日間無料お試しの「VMware Workstation」をダウンロードしてきて、さらにはあちこちのサイトで「VMware」に関する情報も仕入れて、どうにかこうにか「超漢字4 on VMware Workstation on Windows XP」のインストールに成功。しかも、バーチャルマシン(エミュレーター)を使ってるのに、前のPCで超漢字4を使うのと速度的にもたいして変わらない(多少、指の形をしたポインターの動きがギコチないけど)。



 ただ残念ながらハードウェアに直接乗せてるわけではないんで、制約が多い。なかでも超漢字4ではUSBが使えないのが一番イタい。さらに、VMware上で走るOS(ゲストOS)とWindows(ホストOS)との間でコピペが本来はできるらしいのだが、それはゲストOSがWindowsLinuxなんかの時だけらしく超漢字〝4〟ではできなかった。


ということで、Windowsとのデータのやりとり、特に超漢字4からWindowsにデータを渡すのが非常にむずかしい。もともとWindows + VMwareの上で使うための「超漢字V」を使えば簡単に解決する問題なんだけどね……(><)