ピント、ズレてるだろ!?!

 福岡で起きた、酒飲んだクルクルパーが運転してた車に追突されたRV車が、橋の歩行者用防護柵を越えて海に転落して、乗車してた子どもが亡くなった(殺された)事件にからんで……歩行者用防護柵の強度基準を見なおし……だって。


 おいおい、歩行者用防護柵が問題なんじゃないだろ? ここの橋の場合(といってもニュース映像を見ただけだけれど)、歩道と車道との間にガードレールがなかったことの方が、はるかに問題だろ。


 基準ていうなら、車道と歩道との段差が大きくて歩道が広けりゃ、車道と歩道を仕切るガードレールなんか要らない、っていう考えを認めることの方がおかしいじゃないか。


 歩行者=生身の人間の安全確保に〝余分〟(redundancy)などないっていう哲学があれば、こんなマヌケな設計なんかさせず、車道と歩道との間にガードレールをつけさせたはずで、そうしてたら、この事件のRV車も、歩行者用防護柵を押し破るどころか、歩道に乗り上げることさえなかっただろうに。


 まぁ、いざとなったら〝棄民〟に走るのが、日本国政府とその一味の輝かしい伝統だから(生態としては〝将軍さま〟の国と瓜二つ?)……驚きはしないが。やっぱり腹はたつ。