『イキガミ』って物語として破綻してるんじゃないのか????

 ひょっとすると原作のマンガではもっと詳しい説明がなされていて、腑におち納得できるのかもしれないが、映画(DVD)だけだと、プロット・設定レベルで破綻してた韓国製B級映画ユリョン』を見たときとおなじ状態―???(@∇@)???―になってしまったw


 なんで「国家の繁栄」だかなんかのために、若い連中だけが“死”に当選するの??? 話の根幹にあるナントカカントカ法って法律だって、すべての年齢階層で「死」に当たるといった設定じゃないと、そもそも法律としてとおらないんじゃないのか? …って、国民みんながクルクルパァなって民主制を“卒業”してしまったあとの話ってことらしいから、そういうこともありうるってことなのかもしれないけどw だとしたらなおさら、「死」に当たりはゆきあたりばったりになりそうな気がしないでもないが…。


 「イキガミ」ってのが「赤紙」のアナロジーなんだろうなってのはわかるけど、「赤紙」は国家が若者の命を「コキ使う=exploit」ために出されたのに、「イキガミ」だと「コキ使う」前に国家が若者を殺しちゃうってことになっちゃうのも、なんか妙、っていうより端的に理解不能だしねぇ…。それとも…、ひょっとしてイザナギイザナミの国生み神生み神話に匹敵するようなコスモロジカルな仕かけでもあるのか…実はw


 まぁ…できれば、「イキガミ」のあとに「ウクガミ」「エケガミ」も作ってもらって、最後に「オコガミ=烏滸神=尾籠神=痴神」(=リバイアサンの異名?!)でもって完結〜♪…なんてことになればイイのにと妄想したりもしたが…。そんな原作はないかww


イキガミ [DVD]

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