ツキは逃げたか?

 昼ごろ、近所のスーパーに、紅茶の500ミリペットを1本だけ買いに行った。

 それほど混んでいたワケではないが、どのレジにも、レジ待ちの客が2〜3人並んでいる。その多くは、買い物カゴにほぼ一杯の品物を入れている客だ。その中のひとつにオイラも並んだ、ペットボトルを1本だけ持って。

 そして次の次がオイラの会計の番になったときのことだ。隣のレジに並んでいた50がらみの女の人が手招きしてるのに気づいた。

 はじめは、ツレの人でも呼んでるのかと思った。会計の順番がちょうど回ってきたから、追加して買うものを早く持って来いと催促してるのかと。

 だが、手招きされていたのは、実はオイラだった。ペットボトルを1本だけ持ってレジに並んでいるのを気の毒とでも思ったのか、それともオイラに一目ボレでもしたのか、隣のレジにも関わらず、会計の順番を譲ってくれたのだ。

 もちろんオイラはありがたく譲ってもらった。(ここでももう一度お礼言っとこ「どこのどなたかは存じませんが、ありがとうございました」)

 コンビニや図書館で、コピー機の順番を譲ったり譲られたりしたことは、これまで何度かあったが、レジの順番では初めてのことだったので、ちょっと感動。

 が、これでオイラのツキを使いはたしてしまったのでは……と恐れてもいる。明日の天皇賞も外すのかなぁ……ってね。